歴史のある企業では、退職給与引当金を積み増す必要性が出ています。退職給与引当金は、企業に所属している社員の将来の年金支給のために充てる財源です。そのため、高齢の社員を多く抱えている企業ほどに、退職給与引当金の負担は重くなってきます。小型建機メーカーとして伝統のある竹内製作所では、2013年2月までに大きな退職給与引当金を充当することになりました。その結果として、竹内製作所の社員の将来の年金支給が担保されることに繋がっています。また、翌年には退職給与引当を大きく減少することが可能になり、竹内製作所の最終利益を押し上げる結果が出ています。今後も竹内製作所では大規模な退職給与引当金を用意する必要がなくなったことから、財務負担で業績が押し下げられるリスクが少なくなっています。そのような安心感から竹内製作所は、仕手株として注目される可能性が出てきています。竹内製作所は新潟を地盤とする中堅の建機メーカーであるため、株価が割安に放置されてきた過去があります。しかし、業績に関してはアメリカへの輸出が伸びていることから、大幅な増収増益が見込める状況があります。株価が割安で業績が拡大することから、仕手株として株価が大きく跳ねる可能性を秘めていると考えます。現在の株価収益率は10倍台であるため、仕手株として一旦注目を集め始めると株価は急上昇することが予想されるからです。今期の竹内製作所の業績予想はかなり保守的な数字であり、今後は業績の上方修正が発表されることが見込まれます。竹内製作所の主な輸出先であるアメリカでは経済が好調となっており、さらに業績にプラスのインパクトをもたらす可能性があります。そうしたことが背景にあるため、仕手株としていつも監視をしておきたい銘柄となります。